格差社会のその影で

2014-10-01 21:13:00

カテゴリー:優しい気持ちのお話し

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『格差社会が益々広がっている』

 
そんなのは以前からずっとある事だし、

 

正直そんなに気にも留めていなかったのです。

 
 
ある事実を知るまでは・・・

 

 
誰もが最高の笑顔でいる中で、1人うつむいている子供がいるとしたら

 

あなたは平気でいられますか?

 

 
年々『可愛さ』『格好良さ』『高級感』を前面に出し、

 

どんどん華美になっていくランドセルに違和感を覚えていたMiecoです。

 

 
赤と黒のランドセルしかなかった子供の頃。

 

当時もランドセルは高級品だったと思うのですが、

 
 
私も含め、6年間それを使い続けてきた友達はほぼ居ませんでした。

 

中学年と呼ばれる3、4年生頃までは背負っていた記憶がありますが

 

それ以降は人気ブランドのスポーツバッグなどに変わっていき、

 

ランドセルは大抵の家庭で押入れに眠っていました。

 

 
私の子供達の世代になった時、

 

重いランドセルを小さな子に背負わせるのが可愛そうで、

 

当時流行っていた軽いキャンパス地のランドセル風のカバンを

 
買ったのを覚えています。

 

それでも色はやはり紺・黒・赤といった感じでした。

 

 
そのスタイルが定着するものだと思っていたのですが、

 
そうではなかった様で、数年前から色とりどりのランドセルが販売され始め、

 

あっという間にそれが定着し、今では凝ったデザインの物まで売られています。

 
 
おじいちゃま、おばあちゃまが可愛い孫に買い与えるのが目に見えているので

 

業界ではそういうものを競って販売するのでしょうが、

 

当然、子供達全員が手にするわけではありません。

 

 
中には親の事情で、ごく普通のランドセルすら買ってもらえない子供達も居るといいます。

 

 
ランドセルを買ってもらった日、私は嬉しくて

 

何度も何度も空っぽのランドセルを背負っては家の中を歩き回っていました。

 
 
私の子供達も同様です。

 

パタン、パタンと楽しげにランドセル仕様の蓋を開けたり閉めたりしている姿は、

 

今でも思い出すことが出来ます。

 

 
小学校に入学する子供たちにとってランドセルは宝物です。

 

 
いつの時代も入学式の日は、

 

真新しいランドセルを背負って満面の笑みをたたえた子供達が揃います。

 

 
でも、その中に普通のランドセルさえ買ってもらえない子が居るとしたら・・

 

 
生活保護のご家庭でも

 

入学準備金としていくらかの費用が支給される地域もあるようです。

 

 
ただ、実際は地域差もあるようですし、例え準備金が支給されたとしても

 

それが確実にランドセルの購入に当てられているわけでは無いようです。

 

 
せめて、そういうご家庭にはランドセルを現物支給をして欲しいと思います。

 

 
また、例えランドセルを買ってもらえたとしても、

 

6歳7歳の子にとってより可愛く、より格好良いものが欲しいのは当然です。

 

 
皆が皆、自分の望むものを手に出来るわけでは無いのです。

 

 
その理由は『経済的事情』もあるでしょうし、

 

或いは『教育的理由』なのかも知れません。

 

でも、6歳7歳という年齢でそれを理解できると思いますか?

 

 
自分が買ってもらえないランドセルをお友達が持っていた時、

 

『私は仕方が無いんだ』と自分を納得させられる子供がいるのでしょうか?

 

 
今の状況では、そういったお子さんの事を考えた心優しい親御さんが

 

その子と我が子の間に格差が生まれないようにとの配慮から、

 

我が子に昔ながらのランドセルを買い与えたとしても、

 

今度は我が子が欲しいものを得られなかった不満を抱えてしまうのです。

 

 
こんな現状はおかしいと思います。

 

 
義務教育の場において、全ての子は平等であるべきです。

 

特にスタート地点において、親の経済状況で格差が出るのは避けるべきです。

 

 
賛否両論あるかとは思いますが、

 
昔のように色を統一するとか、或いは学校指定にしてしまうとか、

 

不平等感を与えないように出来ないものなのでしょうか?

 

 
この状況を変えてあげられるのは大人だけです。

 

 
個性重視の風潮も良いですが、

 

その影で泣いている幼い子の気持ちを考えると胸が締め付けられる思いです。

 

 
来年から、入学式のニュースを見るたびに

 

「おめでとう!」の言葉と共に、この想いが胸を刺すような気がしています。

 

 
あなたはこの現実をどう受け止めますか?

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コメント(3)